2009/04/04
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ページ 目次

シミラン諸島デイトリップ  あかくらげ
     シミラン日記  ようじうお     モルディブサファリ  ガンカゼ

地球の裏側の海  北米支部長ハンマーヘッド 
  沖縄のクジラ観察ツアー


   今月のフォト

 

シミラン諸島デイトリップ

by あかくらげ

 

今回、シミラン諸島へデイトリップに行きましたので報告します。

通常はクルーズで出かけるのですが、家族やノンダイバーが同行している場合に無難です。

しかし、トータルの費用を考えた場合にクルーズの方が安くあがると思います。

宿泊はカオラック地区で、昨年は津波の被害で客足が遠のいていましたが、かなり復興が進んでいます。ただ、以前のような賑わいはまだ回復していないようです。

 

今回の宿はアンダブリリゾートです。

通常はソンクラン中はなかなか部屋が空いていないのですが、今回は空きが沢山ありました。

価格は朝食付きでB2,000/日。

アンダブリを選んだ理由は、前回津波の時にも、アンダブリは高台にあるため、津波の被害を殆んどうけなかった、数少ないホテルだからです。ただし海までは遠いという事です。お客としては日本人とタイ人は少ないようで、ファランの方はそれほど気にしていないようです。

 

今回はショップはEダイブさん。

初日はサヤカさんに同行していただきました。客は私一人だったので、恐縮しています。

船は一度は乗ってみたいと思っていた、スティングレーです。

鉄製のカタマランで安定度抜群でした。デイトリップ船としては、豪華さ、広さ、スピード、安定感など申し分ありません。

サイトはボン島2本でした。片道2時間半位かと思います。広いキャビンでゆっくりくつろげます。

ボン島では早速、マンタのお出迎えです。日頃の行いが良いのか、毎回マンタが見れています。

また、25m位のところにあけぼのが居ます。通常はシミランでは30m付近にいますが、ボンのほうが、簡単に見れます。また穴から出ていて写真が撮りやすいです。またサイズも大きいです。(実は写真も撮れているのですが、ストロボを持っていかなかったので、色がよく出ていませんので、話だけにしておきます)

2本目はボン島の裏側からのドリフトダイブ、とっても気持いい、癒しのダイブでした。

この日は透明度も20mでボンとしては、まあまあ良いほうでしょう。スカテンに囲まれて前が見えない程で、それを捕食する魚の多い事、あんまり写真を撮りすぎてバッテリー切れになってしまった。

翌日はイーストオブエデンとアニタズリーフ どちらも透明度は20m以上

特にエデンはあかくらげの最も好きなサイトです。

何と言っても、珊瑚がきれいです。ソフトコーラルがとても見事なのと、透明度も最高だし、

浅瀬から30m以上の深場まであり、深場では例のあけぼのやレオパートシャークなども見られるチャンスがあります。

今回はシミラン行きはスピードボートで1時間20分ほどでした。

波が無ければスピードボートが早くて快適です。

シミランに着けば、写真のようなダイビングボート(母船)に乗り換えです。

この方がエキジットが楽だし、食事や昼寝が出来るので最高です。


料金 E-DIVEにてアレンジ

スティングレーでのボン島 日帰り2本 B4700で、リピータディスカウント10%

シミラン スピードボート 日帰り2本 B4000(白人おねえさんDM

 

日帰りダイブは、のんびりカオラックに泊まり、リゾートも味わえるし、食事も楽しめるので、それなりの楽しみもあります。体力的に毎日ダイビングが大変な人は、一日飛びに日帰りダイブができるのでサバイサバイです。

でも1日4本を毎日ガンガン潜りたい人は、クルーズが良いでしょう。

 

 

 



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(特集その2)

 

シミラン日記

by ようじうお

 

 

さて急遽決まったシミランクルーズです。

ほぼ1年半のブランクを乗り越えて、いきなりシミランかぃぃっ!!というツッコミは、とりあえず棚上げにしておいて、港を出たEdiveの船は、波のない静かな夜をどんどことシミランに向かいます。 

出発前日に日本からの出張者が心配して調べてくれた天気予報によると、今年のソンクランは中国から寒気団が入り込んできて大荒れとのこと。 どうせ心配するんなら「今年のソンクランは快晴!!」ぐらいの情報を持ってきてほしかったものですが、天候と海には勝てません。

一抹の不安を胸に抱きながらのクルーズ開始です。 

あ、今回はブランクということでカメラは持っていっていませんので、写真でお伝えすることができませんが、日記の中には多少の誇張はあったとしても、嘘は書かないことを誓います。

あしからず。

 

初日(4月13日)快晴・波無し・流れ無し

 

一本目ポイント:Anita‘s Leaf

 

このポイントでは潜行した砂地にチンアナゴが群生しています。もう少し深い場所に行くと別種のチンアナゴの群生があるらしいのですが、名前は忘れました。また、時期が良いのかアオバスズメダイの交尾を見ることができました。

 

二本目ポイント:Sharlk Fin

 

このポイントは地形ポイントで、中央に浮かんだ小さな瀬から長く根が伸びています。

潜行を開始して着底寸前にいきなり1m強のカンムリブダイの大物です。優雅に我々の前を・・・流されていきます。あまりアクティブな泳ぎではないですね。しばらくの間、ふぅらふぅらと我々の前に居てくれましたが、さすがに飽きがきたようでどこかに流れていってしまいました。最後までアクティブさの見られない堂々たる流れをありがとう!

なぜだかこのポイントでもスズメダイの交尾を見かけました。今日はラブラブの日だ。

 

三本目ポイント:East of Eden

 

このポイントではホワイトソックスという蝦を見ました。

赤い体に足先だけが白く非常に綺麗な蝦です。

 

四本目ポイント:Lobster Bay

 

さて今回のクルーズで本日限りのナイトダイブです。

パタヤのナイト程夜光虫は見られませんでしたが、ブダイが膜を張って眠っています。

近くではコクテンフグがガレの上で眠っていますが、ちょっと膨らんだ体に尾っぽを巻きつけるようにして眠っているので、これは非常にかわいい! ついつい突つきたくなりますが私にも自制心のかけらが残っていますので睡眠の邪魔はしないようにしましょう。

岩の向こうに目をやると2m強のドクウツボが、ごいごいと泳いでいるのが見えました。普段は全身を見る機会が少ない恥ずかしがりやのウツボですが、夜はウツボを大胆にさせるみたいです。 あ、編集長のことじゃないですよ。

 

二日目(4月14日)少々曇り・波無し・流れ少々

 

一本目ポイント:Elephant Head Rock

 

パタヤでもおなじみのワヌケヤッコが居ました。 こちらのワヌケヤッコはパタヤのそれとちょっと見た目が違っていて背びれの終端が長く延びています。

 

二本目ポイント:West Redge (Ko Bon)

 

さてここからです。

クルーの情報ではここにマンタが出没しているとのことで、ブリーフィングでは、もしマンタが出ても深くは潜らないようにとの注意がありました。潜行を開始し、とりあえず岩礁の縁で待機します。 

しばらく岩についている小魚なぞを眺めていると、背後がわさわさと騒がしくなっています。 出ました!4m強のマンタです。ブリーフィングでは深くは潜らないようにとの注意はありましたが、突撃するなとの注意はありませんでした。全員一斉に突撃を開始して、バディもくそも関係ないよという風情でマンタを追いかけます。マンタは行ったり戻ったりしながら優雅に泳いでいます。よく見ると左の鰭の先端が千切られたような形になっています。おぉっと誰かがマンタの前に回り込んでビデオを回しています。ギリギリまで近づいたマンタがヒラリと捻って上昇していきます。この演技は得点が高そうです。何点でしょうか10.010.010.0おおっと満点です。 マンタが会心の笑みを・・浮かべるわけはないですね・・。しばらくの間、追いつ追われつしていたマンタもどこかに行ってしまい潜水時間もリミットがきましたので浮上しました。

 

三本目ポイント:Twin Peaks (Ko TaChai)

 

ちょっとだけ流れがありました。あんまり中層に出て行くと疲れるばっかりなので、岩陰でのんびりとお魚ウォッチングです。おぉっ?メガネノモチウオ通称ナボレオンフィッシュが、昨日のカンムリブダイと同じように流されていきます。こいつもアクティブじゃないな〜。後ろを見るとツバメウオの群れが広がっています。一部のツバメウオは流れの無い場所まできてクリーニングを盛んにやっていて気持ちよさそうですね。

 

四本目ポイント:Recherew Rock

 

本来ならジンベエポイントなんですが、今回は何もなし。小魚を観察しました。

 

α:海の上

潜水から上がるとクルーから「マンタが出ているらしいからシュノーケリングで行く人はそのまま待機」の連絡がありました。

当該ポイントに近づいて目をこらしていると・・見えました!マンタの腹です。海面にマンタが腹を出して反転しています。さて飛び込みましょう。ずんどこずんどこ追いかけてさらにずんどこ追いかけて、ようやくマンタと遭遇できました。 どうやら二枚(二匹?)のマンタが海面の少し下を両側から小魚の群れに突進してきて合流点で進行方向を上に向け捕食中の様子です。 上昇するときには体をえび反りにしてエラをいっぱいに開けそのまま180°方向を変えてもときた方向に向かい、反転しながら下降して散会していきます。おぉっと!散会の方向に運よく位置しました。正面からマンタが迫ってきます。絶好のチャンスなのですが、さすがに尾びれにあるトゲが怖くて進行方向から逃げてしまいました・・。さんざっぱら追いかけまくって、マンタもどこかへ行ってしまいました。

さて堪能したということで船に戻りましょう。あれっ?違う船?

自分の船を探すと今泳いできた方向の反対側のかなり遠くに居ます。マンタを追いかけているときには興奮しているためあまり疲れも感じませんでしたが、もう無理です。お父さんお母さん先立つ不幸をお許しください・・これまでの人生が走馬灯のように駆け巡る、すぐ向こうに船のタラップが見えました。助かった・・。

 

三日目(4月15日)晴れ・波無し・流れ少々

 

一本目ポイント:Ko Tolinla(Surin)

 

昨日の興奮は大変なものだったので、今日はゆっくりと潜りましょう。

最初のポイントはニシキフウライウオです。二個体がさかさまになって、サンゴの端に居ました。この近辺では色彩変異のフウライウオが居るらしく、黒地に白や赤地に白、黄色地に白が居るらしいのですが、赤地に白の個体です。後日談として黒地に白との意見もありましたが、私は赤地に白であったと信じます。ハードコーラルの上をのんびりと潜って先方を見ると!!!!夢にまで見たアカククリです。以前フィリピンに潜りに行ったときに幼魚を見ましたが、成魚は今回が始めてです。後日談として、順番が逆とのご指摘がありました。

 

二本目ポイント:再度 Ko Tolinla

 

特に無し

 

三本目ポイント:Recherew Rock

 

リチェリューまで戻ってダイビングです。

さて今回はジンベエ期待ですが如何相成りますやら。潜っていくと、アイゴが斜めになってふらふらしています。病気かなにかかな?と思っていると、反対側から何か黒っぽい尾びれのようなものが見えます。そうですコバンザメです。アイゴにコバンザメがひっついていたのでふらふらしていたようです。もうちょっと大きな魚を選べよな〜。

上がってみると、ジンベエが出たとのこと。悔しそうなガイドさんの顔は、みるみるうちに決意と変わっていきました。「行きましょう!」ちょっと疲れていますが、とりあえずよしとしてついていきましたが、今回は残念ながら見られませんでした。

 

α

船に上がって重機材を降ろして一休み一休み・・ジンベエが出たらしいいいい!!!

クルーが一斉に飛び込みます。出没ポイントまでクルーの姿を追いかけながらシュノーケリングでついていきます。

でえたああああああ!!!体長3m程の小型のジンベエですが生まれて始めて(ちなみにマンタも生まれて始めて)なので贅沢は言いません。クルーが実に上手に浅い場所へ追い込んでいきます。どんどん白人が集まってきました。あっこらっ、シュノーケルを蹴るんじゃない!この馬鹿!マスクを蹴るな!この紅毛人!頭を蹴るんじゃない!毛唐!とりあえず下に潜って白人を追い抜きます。なんとラッキーなことに右手に船、左手に瀬、正面に根という、引き返すか浮上するかしない状況にジンベエが追い込まれました。ちょっと躊躇したジンベエはそれでも根の方へ向かって浮上していきます。水面から2m弱まで浮き上がってきました。チャンス到来!強力招来!泳いだままなので長くは息が続きませんでしたが、目の前50cmぐらいのところまで近づいてジンベエの眉間?後頭部?いずれにしても目の間をじっくりと観察しました。その後少しだけ離れて泳いでいると、毛唐の馬鹿たれが潜行していって背ビレをつかみやがりまくりました。これだから毛唐の馬鹿どもは・・・。

 

四本目ポイント:Receherew Rock

 

今度もジンベエ狙いです。

中層をキープしてジンベエを待ちます。でえたあああ!!!!さすがに二回目なので最後の「あ」の数が少ないです。今回は結構理性的に一斉突撃です。ジンベエの腹側に回り込んでちょっと上を見ながら潜水しましたが、皆さんご存知とは思いますが、レギュレータは上を向くと吸い込むのに抵抗がでるようになります。閑話休題。他にもダイバーが居て写真を撮りたいだろうな〜と頭の片隅で思いながら、しつこくジンベエの腹にとっついています。白っぽい肌にちょっと灰色がかって、キャプテンの後日談では「あのジンベエは若いから腹が白い。年をとるともっと黒っぽくなる」とのことですがそれはさておき、他のダイバーも近づきたいだろうなとの思いやりを胸に、その実そろそろ足が疲れてきたので離脱です。

 

α:船の上

これまで触れませんでしたが、今回のクルーズには職業カメラマンの方が乗船していて年末のダイビング雑誌に掲載する写真を撮りにきています。この方が「ジンベエを撮る」ということで我々が戻ってから潜行を始めました。しばらくたつとキャプテンが騒ぎ始めています。

なっ、なんと、ジンベエがEdiveの船の周りをぐるぐる回っているではありませんか。

今回は上から見るジンベエです。そうこうするうちにカメラマンの方が、えらく遠い場所に浮上してきました。「こっちに居るよ〜」大声で呼ぶと再度潜行して船に近づいてきます。今回は上から見るジンベエとダイバーです。船のタイ人クルーは上から見ながら他の船のダイバーを誘導しています。もうそろそろジンベエも煩くなってきたのか、どんどん船から離れていきますが、うちの船のタイ人はどこまでも追いかけていきます。帰ってこ〜い・・・・。

 

四日目(4月16日)晴れ・波無し・流れ少々

 

一本目ポイント:Twin Peaks(Ko TaChai)

 

カメラマンの方がポーズを決めて撮りたいということで、皆で岩にかきついて写真撮影です。 それぐらいかな・・

 

二本目ポイント:West Redge(Ko Bon)

 

中層でひたすらジンベエを待ちました。魚はほとんど見ていません。中層で深度をキープする練習です。さすがにお腹いっぱい。

 

今回のクルーズではジンベエ&マンタをダイブ&スイムで楽しむことができて、一緒の船に乗った日ごろの行いの良い誰かさんに感謝感謝。

 

 

 


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(特集その3)

 

モルディブサファリ

by ガンガゼ

 

 

4月29日(土)〜5月5日(金)モルディブのダイブサファリに参加しました。

 

1月にバンコクのスクムビットソイ26のWahoo Diving Centerに立ち寄り、今回のダイブサファリの案内を発見。日程がGWと重なっているのに590US$という安さに驚き、メールで問い合わせ、仮予約を入れ、3K旅行に航空券手配のお願いをしました。3月にグッピー隊員が一緒に参加したいとの事で追加予約。帰りの便がキャンセル待ち状態でしたが、直前になりチケットが取れ、正式予約しました。

 

出発前日の正午、グッピー隊員から電話。「メール見ました?今日になってダイブセンターからスケジュールを1日ずらしてくれとメールがきてますよ?!」仕事を早急に切り上げ、Wahoo Diving Centerに向かい状況確認。交渉の結果、1日目はモルディブのホテルに宿泊(費用はダイブセンター負担)、帰国日を1日遅らせる事で合意。無事モルディブに行ける様になりました。

 

出発当日にWahoo Diving Centerにスケジュールを再確認すると、モルディブ到着時に出迎えのスタッフがいるかどうか分からなく、もしいなかったら、自分達でホテルを探してくれとの事。16時にバンコク国際空港を経ち、シンガポールを経由して、モルディブのマーレ空港に現地時間22時に到着。

90%ホテルを自分達で探さなくてはならないと思っていましたが、意外にも空港出口でプラカードを持った現地スタッフが出迎えてくれました。しかしグッピー隊員から「ガンガゼさん、もう1人いますよ?!」と意味不明な発言。何ともう1人我々の名前が書いてあるプラカードを持った現地スタッフが空港出口にいました。とりあえずプラカードを持っていた現地スタッフ2人を呼び、話をすると、1人は首都マーレにあるホテルに連れて行くとの事で、もう1人は別のダイブサファリボートに連れて行き、翌日夜に当初乗る予定のボートに乗り換えるとの事。現地スタッフ2人が言い争った末、好きな方を選んでくれとの事で、ホテルに泊まる事を選択しました。

 

29日は午前中にマーレのダイビングショップでグッピー隊員の3点セットを購入。お店は何件かありましたが、あるショップで扱っていたマレスの器材がタイよりも安かったので、ここで購入しました。午後はマーレのショップでダイビングの申し込み。ドーニと呼ばれる小型ボートに乗り、マーレ近郊のポイントで1ダイブしました。

 

ダイビングメンバーは我々の他、現地ダイビングスタッフ6人。

ダイビングポイントは、北マーレ環礁『MAGIRI CAVE 3』。6人の内2人が我々と一緒に潜りました。いきなり大きなウツボに遭遇。ガイドがウツボの首を触り、『ほらお前も触ってみろ!』とグッピー隊員にハンドシグナル。グッピー隊員は噛まれるのを恐れ拒否。ガイドが『もっと下に行こう』とハンドシグナルを出し、水深33mまで降下、ハタタテハゼがいっぱいいたので、アケボノハゼがいるのではないかと探していたら、いつの間にか減圧不要限界が残り1分になっていたので、徐々に浮上しましたが、水深18mになるまで、ずっと残り1分でした。計3回ナポレオンに遭遇しました。浮上10分前にマグロがいましたが、グッピー隊員は「あれは絶対サメだ!」と私とガイドに言い張っていました。3分間の安全停止を行っている最中に、ガイドが浮上のサイン。何とか2分間停止した後、仕方なく浮上しました。ところで事前にモルディブのダイビングルールは厳しい(水深30m厳守、グローブ着用禁止、ダイブフロート各自着用、等)と聞いていましたが、結局守ったのはグローブ着用禁止だけだったような気がします。

 

29日深夜にマーレ空港に移動し、クルーズ船に乗り無事船内で就寝。

 

30日は7時半に朝食を取り、9時にダイビング開始予定でしたが、他の参加者の起床が遅れ、結局潜行開始は11時半。

 

モルディブのダイブサファリは、クルーズ船でダイビングポイント近くまで向かい、そこから小型ボートに乗り換え、ポイントに向かうスタイルでした。グッピー隊員はサイズの合うレンタルウェットスーツが無く、水着で潜る事に。ダイビングポイントは北マーレ環礁『マンタポイント』。モルディブ人ガイド含め、総勢14名で潜りました。想像していたよりタイ人参加者達はダイビングが上手く、中性浮力もばっちり取れていました。モルディブのダイブサファリに参加できるハイソなタイ人だけあって、フル器材はもちろん高そうな魚眼レンズ水中カメラや水中ビデオカメラを持ってきていました。私はマンタポイントに到着するまで、ダイブチームから離れ1人アケボノハゼ探し。マンタが1匹通り過ぎ、その後マンタが半径20m以内をぐるぐる回っている場所(マンタポイント)があり、浮上開始するまで(約15分間)ずっとマンタを見ていました。ダイブサファリ1本目で早くもマンタを計4匹見ました。ちなみに最大深度30mは守りましたが、タイ人参加者達はグローブを着用していました。

 

昼食後、シュノーケリングを行った後、2本目のダイビング。

ポイントは『Nassimo Thina』。

私は見ませんでしたが、岩陰に2m位のナポレオンがいたそうです。ひたすらアケボノハゼを探していた私は、いつの間にか減圧不要限界を超えてしまいました。夕食時、タイ人の参加者の1人に声を掛けられ、彼女がダイブサプライバンコク店の従業員である事を思い出しました。

 

5月1日の1本目はマーレ北環礁『HP REEF』でダイビング。

カレントが強く、グッピー隊員を含め半数が10分以内にリタイア。朝食後マーレに寄り、グッピー隊員は念願のウェットスーツをレンタル。2本目以降はマーレ南環礁で潜りました。2本目は『VAADHOO CAVES』。

途中オグロメジロザメに遭遇。

その後深いドロップオフやケーブもあり楽しいポイントでした。

昼食後3本目は『COCOA KANDU,THILA』。

ホワイトチップリーフシャーク、マダラトビエイ、等大物や、ギンガメアジ等ものすごい数の魚が群れていました。

4本目は『VILIVARU』でナイトダイブ。

 

5月2日の1本目はマーレ南環礁『GURAIDHOO CORNER』。

水深40m位の所をホワイトチップシャークが数匹泳いでいました。計10匹位ナポレオンに遭遇しました。

朝食後2本目は、マーレ南環礁とヴァーヴ環礁の間にある『FELIDNOO CAVE』。

ドロップオフの続く場所で、ナポレオンの他、特に目に付く珍しい魚はいませんでした。

昼食後3本目はヴァーヴ環礁の『FOTTEYO』。

潜行直後、ダイブサプライの彼女が私を必要に呼ぶので、何を発見したのか行ってみると、「何だ・・・タコ」でした。その後、初日からずっと探していたアケボノハゼをついに発見。タコのお礼にダイブサプライの彼女に教えてあげましたが、きっと「何だ・・・ただのハゼじゃないの?!」と思った事でしょう。ここは大物からマクロまで盛り沢山で、地形もドロップオフ、ケーブ、チャネルありで楽しいポイントでした。グッピー隊員は体調不良(水着でダイビングが影響?)の為、当日のダイビングは全てキャンセル。

 

5月3日の1本目は昨日の最終ダイブと同じ『FOTTEYO』。

早朝にハンマーヘッドが出るとの事で、5:30起床で、すぐにダイビング開始。潜行後水深30m弱の中層で上を見上げながら待機。ハンマーヘッドは現れませんでしたが、マンタが3匹通過しました。

 

朝食後2本目は『ALIMATA KANDU

ドロップオフ沿いに進み(途中アケボノハゼを発見)、ドロップオフの終わりのコーナー部にオグロメジロザメが十数匹漂っていました。

昼食後3本目はマーレ南環礁『KANDHOOMA THILA

安全停止中にシャコ発見。グッピー隊員は体調が戻り、本日よりダイビング復帰。

 

5月4日の1本目は、マーレ南環礁『GUDAGIRI

沈船ポイントで、まだ綺麗な状態の沈船でした。

 

朝食後2本目は『EMBOODHOO EXPRESS

水深30mの所にサメが数匹泳いでいて、ホワイトチップリーフシャークの1匹にコガネシマアジが付いていました。

昼食後3本目はマーレ北環礁に移り、サファリ初日1本目と同じ『マンタポイント』

マンタポイントを通り過ぎた所で、ガイドがたくさん音を鳴らすので、どこからマンタが現れたのかと探そうとした時、私の背後から、私の上50cm位の所を通り過ぎました。1回立ち去ってしまいましたが、また戻ってきて、ずっと大きく口を開けながら、留まってくれました。

 

5月5日は朝食後下船し、首都マーレ観光をして、夜モルディブを経ちました。

 

今回のダイブサファリを終え、私のダイブ本数は299本。残念ながら300本目はパタヤになりそうです。



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連載 (その3)

 

地球の裏側の海

by 北米支部長ハンマーヘッド

 

何もすっことないし誰もともだちいないっす、と地球の裏側で毎週末、海に出掛けているハンマーヘッド隊員。寂しい駐在生活を哀れみ昔のお友達はメイルを出して上げて下さい。

そんな訳で、地球の裏側の海の報告は今月から連載に昇格、ガンガン潜って綺麗な写真を送って頂きましょう。

前回の会報に頂いた、セノーテダイビングの模様は、「マリンダイビング」7月号(69

発売)「かわら版」コーナーにも、掲載されるそうです。ぜひ見て下さい。(以上編集部)



今回の報告は、メキシコレポートです。


週末COZUMELに行って来ました。
今回の狙いはマダラトビエイ。
日本でも西伊豆の安良里辺りでたくさん見られるのですが、通常は中層を泳いでい
る姿を眺めるのが一般的。COZUMELでは広がる砂地にマダラトビエイが頭を突っ込んで捕食している光景が見る事が出来ます。
透明度は30-40メートル位かな。
4
月のさいあむ潜水隊会報レポートのサメサンHARDEEPよりちょっと透明度悪
いです。

 

 

 



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連載(その17)

 

今月のフォト

 

そんな訳で、上のメキシコレポートからの写真です。

 

 

 

沖縄のクジラ観察ツアー

by ユカタハタ

 

 

沖縄へ、行って来ました。スケジュールでは、JAL最終便で入り、那覇に一泊、翌朝、座間味へむかうはずが、天気は大荒れ。北風と白波で全船欠航。泣く泣く友人と二人でレンタカーで美ら海水族館へ・・ 
でも、その前に、知る人ぞ知る友人ご用達の丘の上に建つ秘密のピザ屋さんで、まったり。そして、お待ちかねのPizzaですが、手作り感溢れる素朴な味でした。オニオンやガーリックがたっぷりチーズの中に入っていて、トマト、ピーマン、ソーセージ、グリーンペッパーが、トッピングされて、1時間待った甲斐がありました〜! 美味しかった・・・
皆さんも、船が欠航な場合、是非立ち寄ってみてくださいませ。 店内も、古民家を改造した、とても和める空間でした。 やっぱり、食事は大切ですね。 
そして、日曜日は、ようやく座間味でWhale Watching。

今回は、親子が3組海面で、ゆったり泳いでいました。親子には、あまり近づかずに、そっと見守らなければいけないルールなので、ちょっと遠い。 
それでも、ブリーチングや片方のヒレを出して、まるで「Hellow〜!」って言ってくれてるかのよう。写真はコンデジで撮ったので、ちょっとタイミングも合わずやっぱり難しいですね〜。
才能ないかも・・・ あーあ誰か一緒に来て写真とって下さらないですかね。

             

 

レンズの独り言

by Marcy

 

<見つめ合って下さい>

 

隊員の皆様、お元気でしょうか?

なんだかんだと言いながら暑期真っ最中の3月なのに、今年はどうも天候がおかしいですね。

本来なら雨なんか降らずにカラッカラ。水不足が懸念される時期に、時ならぬスコールや竜巻とは…。海の方も波が出たりはしていませんが、透明度は例年ほど抜けていないようです。これは季節が“遅れて”推移しているのか、それともこのまま変な暑期が続くのか、まあソンクラーンの頃には判明するでしょう。季節がずれているとすれば、6月頃が乾期になったりして?

 

で、異常気象とは全く関係無い話で、今回のお題は正面顔です。

 

この連載も回が進むとテーマに困るようになり、その時の海の話とは関連無いネタをひねり出さざるを得なくなりますが、写真に関することなら何でもOKということで暖かくご了承下さい。

 

前回はウミウシについて、「いろいろ角度を変えてみましょう」と書きましたが、今回は魚も違う角度で撮ってみては、という話です(おっ、話がつながった)。

 

魚を撮る時には、普段図鑑の写真を見慣れているせいか、まずは横から撮るのが普通の感覚ですね。確かに魚そのものが最もわかり易い構図と言えます。もちろんカレイやヒラメ、コチ、エイなどの仲間は、体高が低くて平べったいので、横からではなく上から撮ることになりますが。

 

ただ、それでは面白さやインパクトには欠けます。

まずは横から撮るとしても、可能であれば「いろいろ角度を変えてみましょう」ということです。前回のウミウシ同様、いろいろな撮り方をするには、当然動かない魚の方が楽なので、そういったものからトライしてみて下さい。動かないとはいえ、最初の1枚だけで脅かして逃がさないよう、くれぐれもアプローチには充分気をつけて下さい。

そして着底時にはサンゴやガンガゼにもご注意を。

 

 

撮りやすいものの例を幾つか挙げてみます。

最初はサビウツボですが、ウツボの仲間は元々全身が出ていることはあまりありませんし、たとえ出てきたとしても、細長い体でかえって恰好が付きません。撮るならば頭や顔だけ、というのが普通です。撮ろうとすると隠れてしまう場合も有りますが、時にはこうやって威嚇してきます。撮る側にとってはしめたものですね。完全に出てくることはまず有りませんので、ちょうど良い距離を保って落ち着いて狙えます。出てこないと言っても、あまり近付くと咬まれる恐れが有りますので、ほどほどに。

正面から見ると、種類によっては犬っぽく見えます。眼と口のバランスが、他の魚と変わっていて特徴的です。

 

次はビンの中のミジンベニハゼです。これは横から撮ろうとしても、はなっから無理ですね。

ビンの口から外をのぞいているので、正面顔はすぐに撮れる筈です。少し開いた口と緑色に光る目が、表情を可愛らしく見せています。

 

 

ちなみにビンから出ているところを横から撮ると、受け口が可愛いので、正面顔に限らずいろいろ撮ってみて下さい。

 

そして、特に正面顔がお勧めなハタの仲間。

これはモヨウハタですが、かなりの種類が動かずに水底でジッとしているので、撮りやすいと思います。しかもある程度大きさも有りますから、無理に近寄って逃がしたりする心配が有りません。

 

 

この写真もコンパクトデジカメで撮ったものです。

ハタの仲間は眼が大きい上に動きが有るので、自然に表情が面白くなります。

また、正面から見ると分厚いクチビルが強調され、ちょっとブサ可愛い魅力が有ります。

 

最後はムラルゴビーというハゼの仲間です。

共生ハゼとは違って、水底を泳ぎ回っている種類。

これは動いているので正面顔はちょっと難しいかも知れませんが、そんなに速く泳ぐわけではなく、水底の砂を食べては吐き出す、という動作を繰り返していますので、動きを観察しながら近寄れば、顔を上げた瞬間などを狙えます。

 

 

やはりクチビルが厚いのと、黄色いのが目立ちます。

ちょっとカエルっぽく見えるのも面白いですね。

 

正面顔がお勧めなのは、眼や口に特徴が有る、あるいは正面から見ると模様が入っているような魚で、あまり体が平べったいとか薄いものは、なんだかわからなくなりますから、多少は顔の面積?が有るほうが良いと思います。

 

ただ、チョウオチョウウオのように体が“薄い”魚でも、コラーレバタフライフィッシュみたいに眉毛が有るとか、特徴的であれば写真は面白いと思います。この場合は完全な正面顔でなくてもOKです。

撮る前にまずその魚の特徴を見極められれば、どの方向で撮りたいかのイメージが湧くでしょう。いずれにしても「いろいろ角度を変えてみましょう」ということですね。

 

 

 

 



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