だむなーむ第78号

会報2010年4月号

 

 

 

4月度総会報告

 

今月はタイの正月ですからタイ在住の皆様は心も身体もうきうきどっきりで御座いまして部屋に入り切らない盛況の中ソンクラン休日の自慢話には遂に体長10mの白鯨まで登場致しました

 

 

4月ソンクラン明けの総会は24日土曜日に不況に喘ぎ不明瞭会計も露骨な居酒屋サンヤにて久し振りの週末開催にて遠方の方の便宜を図りプラチンブリからはガンガゼ隊員シラチャからはシラチャ支部長ヨウジウオ隊員ごくろーさんす地方勤務の方の参加を含んで2ダースの出席者を見る事が出来ました。

 

話題は当然ながら長い正月休みの海の話で盛り上がりまして此処だけは飛び交う銃弾も手榴弾もプラスチック自動拍手装置も赤いシャツを着用の方とも全く無縁の空間で御座いました。

報告を聞きますと繰り返し流される騒乱編集映像の所為か日本からのダイバー客が何処も少なかった様子で南の島のクルーズも潜水隊中心で運航していた感じです。

 

先ずシーズンも終わりに近づいたシミラン諸島へのクルージングは、ハナゴンベ・アナゴのプロカメラマン組みが参加しています。そして同じスポットに違う船を利用しては、カエルウオ・箱河豚・ヨウジウオの男尊女卑生涯女性無用独身組みが乗り込んでいた様子です。もう少し北の諸島にはアオリイカ隊員が遠征し、初めて遭遇するオニイトマキエイの写真撮影に成功したそうです。折角の映像が上から魚さんを見下ろしての写真だったので下から写すものですと注意されたそうですがそれはピカソに向って女性の顔は正面から描かなきゃダメですと言うようなもんですと慰めました。一方アカクラゲ隊員はパタヤの海で連日操舵訓練だったそうでどんな荒海でもどんと来いさぶちゃんの世界です。

タオ・キングの別称を持つメバル隊員は恋人と200バーツ扇風機ダニ付きホテルで過ごす優雅な田尾島の正月だったようですが運の良い事に鯨さんに遭遇したそうです。見た人により7mから8mの全長と言う話ですが全身が真っ白の優雅なモビーディックだったそうで何処かでぜひ一度はお会いしたいものです。

 

今夜の初参加は0.1トンNTTゴマアザラシ隊員が引き連れて来てくれた来泰4ヶ月のノンダイバー男性とフリーのデザイナー煮つけが美味しい新入隊員キンキ隊員です。隊員になって海を語りながら既に3年が経過したトビウオ隊員は遂に来月から潜水講習開始だそうです。芝生と砂浜を交互に楽しむ休日となれば幸いですが。

 

シーロムソイ5の銀行に勤務するカエルウオ隊員は周囲を軍に守られながらの出勤だそうで未だ未だバンコクの緊張は続きそうですが今夜この場所だけはポリティックスとは無関係に大きな笑い声も楽しく夜は深け込んで行くのでありました。

 

寄稿

 

 

ラヤンラヤン報告

by 本マグロ

 

 

 

ラヤンラヤン マレーシア。 コタキナバルから300km。

 

 

このセスナで飛んで行く。飛行時間は1時間半、コックピットのドアは開けたままです。

「電子機器の電源をお切り下さい」のアナウンスはありません。

登場前に、荷物の重量測定 + 体重測定あり。総重量で搭乗拒否か?

それはなくて荷物が次の便にまわされることはあるらしい・・

 

 

ラヤンラヤン全景。2000mの深海に忽然と浮かぶ絶海の珊瑚礁。

東西7km 南北1.5m。珊瑚礁の左の端がハンマー狙いのポイント。

珊瑚礁を埋め立てた人口島。滑走路の長さ1.35km。手前に見える丸い部分は軍隊のエリア。

 

珊瑚礁の領有権を主張するために作った島か?普天間の様な問題はなかったのか?

大規模自然破壊は14年前。

ブリーフィングにて、着底するな、珊瑚触るな、此れだけの珊瑚を破壊していて!

 

ラヤンラヤンリゾートは、約100人限定。ダイビングボートが出る桟橋。

奥に大砲積んだ軍艦が。

 

 

 

ラヤンラヤンはハンマーのイメージ、しかしマクロも。

ニチリンダテハゼが沢山、25m付近。ハタタテハゼが群れいる。推進15m・・逃げない。

寄りが上手いのか?彼らの度胸が良いのか? 間違いなく後者^^

 

赤いカエルアンコウ、20cmはある巨体。水深25m。

クマドリに似たカエルアンコウ。こちらも20cmはある巨体。水深30m。

 

 

マクロも充実しているが、ラヤンラヤンはやっぱり群れ。

ギンガメトロネード。大物2m近いイソマグロ。

透明度30m、群れが良く見える。(深度30mでは光が不足し写真は暗い。残念)

 

 

マンタにツバメウオ。

 

 

 

 

 

 

毎朝のベッドメーキングのサービスです。

 

 

そしていよいよ、ラヤンラヤンと言えば ハンマーヘッド。朝の1本目がハンマー狙い。
6日潜って4本当たり。特に最終日は潜行後5分で発見しハンマー三昧。

18分でデコの限界となり浮上。
1週間で潜って一回も当たらないチームもあるとのことなので、今回は大当たりだったかも^^

3m級のハンマー、まずはその雄姿。これぞハンマーリバー。

 

ブリーフィング ⇒ 40mを超えて潜ると24h潜らせない。追っかけてもダメ。

 

しかし彼らの深度は50m。暗い。40mから撮っても何も写らない。どうする(汗)・・・

報道カメラマンは銃弾飛び交う中にも・・・写真撮りたい(汗)。無意識的行動。

でもダイコンは見てる。瞬間にデコ残り2分・・・やば〜

 

この日のダイビングを終えてログブックを書くためにダイコンをチェック。

ダイコンに48.8の数字。うん?

俺のダイコン?潜水時間の表示が少数点以下まで出てたか〜?

 

写真に写っているハンマーを数えてみると17匹。これは群れのほんの一部。

これ以上はなれると暗くて写らない。何匹いたのか?

 

反省

ハンマーは、横から撮ったら、ただのサメ。

 

おまけ

ボートの横をイルカも並走(並泳か?)透明度が良いから水中のイルカも綺麗に写る。

 

 

ハイジャック

帰りは俺に操縦させろ。

 

エキサイティングな1週間が終わりラヤンラヤンを後に。

 

ラヤンラヤンを朝8時に出発し、コタキナバルの国際線ターミナルに入るまで、ビールは飲めないのです(涙)。

やっとビールにありつけ、エキサイティングだったラヤンラヤンに乾杯!

 

 

(以上)

 

 

 

 

 

 

 

 

連載 寄稿(その30)

 

レンズの独り言

by Marcy

 

 

<寄っても酔っても周りが見えるように>

 

隊員の皆様、お元気でしょうか?

前回に引き続き私事ですが、“ワイドマクロ”の画を撮るために購入したレンズ。

 

水中用のものは、一眼デジカメだけでなくコンデジに付けられるものも有って、開発が入り乱れている状況です。

それにつれて、いろいろな名称が付けられているようですが、ここでは「マイクロフィッシュアイ」と呼んでおきたいと思います。

 

また改めて画像の比較ですが、

これが普通の60mmマクロレンズで撮ったカットです。

 

一方、マクロフィッシュアイになると

 

メインのギンガハゼが画面に占める大きさは、両方ともほぼ同じなのに、バックが明らかに違っています。マクロレンズでは砂しか写っていませんが、マイクロフィッシュアイでは背景の石や別個体のハゼ、水(残念ながらこの時は濁っていましたが)まで入っています。

 

これはアングルにもよりますが、基本は画角の違いによるものです。

60mmの方はデータが出せないのですが(スミマセン)、マイクロフィッシュアイの画角は約130度。

商品名にセミフィッシュアイと付けられているだけあって、かなりの広角です。

なので、これだけハゼに寄っても、そのバックまで見えるのです。

 

前回から、何故ワイドマクロあるいはマイクロフィッシュアイにこだわっているかと言いますと、こういった物の見え方が、人間にとって一番自然だから、と思うからです。

 

生物としてのヒトの目は、すごい性能を持っています。

一点を注視しているにもかかわらず、全体が見える。

例えて言えば、超広角レンズの中央部分だけズームアップできるような機能です。

機械では、どんなに頑張ってもこんなレンズはできないでしょう。

試しに、正面を見たままで、顔の横に手をかざしてみて下さい。視野がほぼ真横まで広がっているのがわかると思います。もちろん真横に有るものをはっきり見ることはできませんが・・・。

 

単に対象となる被写体を切り取るのではなく、周囲の環境まで写し取れるレンズ。

より人間の目に近いのだと思います。

いかにも目の前で展開されるシーンを見ているような、そんな臨場感が伝わってきます。

ここまで来ると、動画だったら目の前の動きがリアルに伝わるだろう、と思うのですが、残念ながらまだそのシステムは開発されていない(あるいは普及していない)のです。

 

前回ご説明したように、コンデジでもスーパーマクロなどのモードで、こんな画が撮れる可能性がありますから、もし逃げない、動かない被写体が有ったら、こういったアプローチも是非試してみて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

編集部よりのお知らせ

 

 

(0)フリーコピー広報宣伝活動

 

Webと言うフリーコピー(どんなのでしたっけ?)5月16日号バンコクの同好会特集にさいあむ潜水隊が載ります。沢山ある中の一つです。今月総会の写真を送っておきましたから貴方の酔っ払った顔がフリーで載ります。

以上業務報告でした。

 

 

(1)会報だむなーむ投稿募集

 

ダイビングに限定せず、海の話、会社の話、街の話、呆れたタイ人の話、恥ずかしい日本人の話、詩、読書感想文、日本人会批判、ショップ激讃、等々、思いつくまま、何でも結構ですから御投稿下さい。

誌面が埋まれば何でもいいので、貴方のお店の宣伝もどんどん載せます。

それと、潜りに行ったら必ず報告してくれ!

 

 

(2)さいあむ潜水隊・スティッカー

 

現在潜水隊のスティッカーには、日本語縦横大小、英語タイ語丸形大中小、四角魚デザイン、四角いろはデザイン、そして新しい花札柄。またシラチャ支部のスティッカーは別にあります。未だ入手されていない方は連絡下さい。送付します。

 

隊員はスティッカーを携帯に貼る事が義務づけられています。

その他に機会があれば、隊の広報活動の一環として、何処にでも貼りまくって下さい。

利用したダイブショップの正面ガラスドア、乗船した船のデッキ、食事をしたレストランの窓ガラス、等々への無断貼付もお願いします。

 

 

(3)隊員勧誘へ御協力下さい

 

最も多くの隊員を勧誘された方には半期ごとに洗剤10kgが与えられます。ご希望によりママ3か月分に変更可能です。

 

 

(4)さいあむ潜水隊隊員リスト

 

本日現在の隊員番号は、293番まできています。

 

未だ隊員リスト原簿に情報を登録されていない方、或いは、追い出されて引っ越した方、首になって勤務先が変わった方等々、変更の為されていない方も以下の項目を連絡下さい。

書きたくない項目は未記入で結構です。

住所氏名生年月日に血液型カードの種類(クレジットカードでは御座いません)電話ファックスメイル携帯勤務先住所名称電話ファックスメイル

魚コードもお忘れなく

 

 

(5)潜水隊隊員証

 

まだ作っていない人は、メイルで自慢の角度の顔写真を送って下さい。

 

御希望により隊員証を発行いたします。費用15バーツ。現金です。

 

タイ国内の殆ど全てのデパートメントストア、病院、旅行代理店、レストラン、ダイプショップ等にて、隊員証提示により、大幅なディスカウントを受けられます。

また世界各地のダイブショップ並びに多くの機関とも、サービス面の検討を行なっています。

 

デザインは、以下の様な表面と裏面です。

隊員番号218番の方、肖像権無断借用をお許し下さい。

 

大きさはクレジットカードサイズ、仕様は前近代的なプラスチック・ラミネートです。

御希望の方は上半身正面の写真(女性は水着可)を、事務局にメイルして下さい。

 

 

裏面写真は、2005年度年末総会「貴方が選ぶ写真コンテスト」最優秀作品です。

 

 

(6)アクティブメンバー・リスト

 

アクティブ・メンバーリストには、本日現在で97名が掲載されています。

タイに在住し、かつ近海潜水案内を希望される隊員を対象にしています。

海を渇望していながら、未だ誘いが届いていない方は連絡ください。

 

 

(7)会報の送付方法

 

この会報は消息のある隊員全員を約30名から40名の6グループに分けて、グループ送信しております。故に、同時に着信した人が隊員の全てではありませんので、アドレスを保険の勧誘に使おうなどと思いの方は御注意下さい。BCCは使用しておりません。

 

 

(8)来月の総会

 

5月の総会は、初旬の連休に加えて13日木曜日も祝日ですので、月末になりますでしょうか。日程と場所が決りましたら御連絡いたします

 

 

 

さいあむ潜水隊 会報だむなーむ 第78号

発行日 佛暦2553年4月30日

発行無責任編集

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編集長

うつぼ